米国の民主党下院議員が、銀鉱山株が上昇する直前に株を買っていたというのが話題になっています。
デビー・シュルツ民主党下院議員が、銀鉱山株を購入していた。Hecla Mining Company（$HL）
Heclaは米国で2番目に大きな銀鉱山生産会社。・彼女は2022年にUnusual Whalesによれば、政治家トレーダーとして2番目に優れていた。
・これは彼女が1月以来初めての新規購入だった。
・彼女は偶然にも、エネルギー、水開発、関連機関委員会に所属している。
購入後、株価は28%上昇。
https://x.com/PelosiTracker_/status/1839373203732340756
・やったー！ついに彼らが推しているものを所有することになった！
・ついに！ナンシーと仲間たちが私たちのところにやってきた…
・刑務所にいけ
・これは違法ではないのか？内部情報を持つ政治家は個別株を取引すべきではない
矢印の所で、この議員が銀鉱山株を買ってから28％株価が上昇しています。これを見て海外のX民は「インサイダーじゃないか？」っと話題にしているようです。（逆に喜ぶ声も多いですが）
インフレ相場なので、金銀関連する鉱山株が上がると考えて投資するのはおかしくないものの、今年1月以来初の株式購入が、ピンポイントで銀鉱山株というのは確かに気になります。
また、エネルギー、水開発、関連機関委員会という点がちょっと怪しく感じますね。
今後電力不足懸念でソーラーパネルなど大量に増設され、銀の需要が増えるのは確かです。
→2025年までに世界の銀が枯渇？専門家が警告する3つの理由とは？
この議員が絡んでいるか？までは分かりませんが、先日米国政府はソーラーパネル設置用に3100万のエーカーの土地を開放する計画を決定しています。
バイデン政権は、11の西部州において3100万エーカーの連邦土地で太陽光発電を拡大する計画を最終決定しました。
この計画は、1月に推奨された2200万エーカーから面積を増やし、バイデン政権は、2035年までに米国の電力網で100％のクリーン電力を実現する目標を設定しました。
株を購入したのは9月を過ぎてからで、このソーラーパネル設置計画が決定したのが8月31日。
発表後に株を買っているので、インサイダーとは言えませんが決定発表直後ではあります。
さすがに計画発表前に株を購入すれば完全にインサイダーが疑われますが、計画発表後であればインサイダーと疑われにくいというのはあります。
ソーラーパネル計画発表後の下落したタイミングで、購入した可能性はありそうですね。
ちなみに議員ではないですが、ドラッケンミラーはニューモント株を2月のほぼ底値で購入しています。
→米連邦取引委員会 (FTC)「金の延べ棒を薦める人は詐欺師」Xにポストし海外で反論が殺到。
→マイケル・オリバー氏「次の5週間で金は～3200ドル,銀は55ドルに上昇の可能性」は達成可能？リーマンショック時と比較した結果。
→デビッド・ハンター「50bpsの利下げで株価下落はナンセンス」ドットコムバブル崩壊時との相違点と当時の金相場は？
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