金2,680ドルの史上最高値、銀は2024年36%上昇。32.50ドル超えると急速に50ドルに?等12の金銀関連ニュース【9月第5週】

1,ゴールド、シルバーに関するニュース等

1,金2,680ドルの史上最高値、銀32.6ドルまでの価格上昇

FRBの利下げ後から上昇していき、またしてもゴールドは史上最高値を更新。おそらく中国の超大規模な緩和策も影響していると思われます。

利下げからまだ10日ほどしか経ってませんが、ゴールドは3%、シルバーも4%~6%上昇してます。

2024年9月18日の50bps利下げ後の金銀、株価

ゴールド 2573ドル→2668ドル(+3.69%)

シルバー 30.45ドル→32.231ドル(+5.85%)

S&P   5653.9ドル→5740ドル(+1.52%)

一番高いところですと、2680ドル付近まで上昇してますね。現在は下落してますが2657ドル。

シルバーは一番高いところで、32.6ドル。現在は31.6ドル。

これが調整による下落なのか?はもう少し様子見。ただ、長期的には上がると思われます。

2,銀は2024年だけで36%も上昇。

貴金属ではなく経済を取り扱っているアカウントである、The Kobeissi Letterが銀について投稿していました。

銀は静かに史上最も熱い強気相場の一つにあり、2024年だけで36%上昇しています。

金と同様に、銀も、あたかも新たな大きな危機に陥っているかのように取引されています。

しかし、ほとんど注目されていません。

金や銀の情報を発信しているアカウントではなく、経済に関して情報発信してい60万フォロワーのアカウントが銀について発信したことで、注目は集まりそうです。

ちなみに日本での銀価格は過去5年で138%上昇しています。

https://Twitter.com/Anthony6355/status/1839953199341678944

3,銀は32.50ドル(抵抗線)を超えると急速に50ドルに?

テクニカル分析で著名なColombo氏の分析によると、銀は32.5ドルを超えると一気にリーマンショック時の最高値である、50ドルまで価格が上昇する可能性があるとのこと。

最近数ヶ月、銀はやや弱い動きでしたが、一度銀が$32.50の抵抗を突破すれば、急速に$50に向かって上昇する可能性がある。
銀は次の強気市場が始まったことを確認するためには、強いボリュームで$32.50の抵抗レベルを超えて終わる必要があります。

 

 

4,銀は9,038のショートポジションが追加された。32.5ドルから下落させる為?

あくまでも憶測ですが、32.5ドルより銀価格を上昇させないため、ショートポジションが追加されたいう情報があります。

https://x.com/Thedudesetx00/status/1839856081796821150

ショートポジションを取るためには、投資家がその資産を借りて市場で売る必要があります。

つまり、市場に出回る供給量が増えるため、一時的に売り圧力が強まり、価格が下がりやすくなります。

改めて銀のチャート見ると32.6ドル超えたところから、急落下してますが果たして・・・

5,ゴールドマン・トレーダー:「私たちのデスクで金の買いが止まらない。銀も動き出している」

ゴールドマンのトレードも貴金属に強気なようです。

金はETF保有量と密接に連動していましたが、その後は完全に連動が失われ、代わりに中央銀行とヘッジファンドの先物取引と強く連動するようになったと。

https://www.zerohedge.com/markets/goldman-commodity-desk-gold-buying-our-desk-has-been-relentless-and-silver-starting-move

大手投資銀行ですら、金を購入せざるを得ないということでしょうか。

【2024年版】金価格はどうなる?世界の10大銀行の予想を比較

6,マイケル・オリバー氏「次の5週間で金は~3200ドル,銀は55ドルに上昇の可能性」

もしこの予測が当たるとすれば、5週間で

ゴールド 2656ドル→3200ドル(+20.47%)

シルバー 32ドル→55ドル(+71.9%)

と凄まじい上昇率です。

これだけ見るとただのビッグマウスに見えますが、リーマンショック発生前に50bps利下げした時は以下のように金銀価格は上昇してます。

リーマンショック前の50bps利下げ後の金銀、株価

ゴールド 725ドル→1001ドル(+38%)

シルバー 13.48ドル→20.65ドル(+53.2%)

S&P   1485ドル→1562ドル(+5.2%)

2007年9月→2008年3月

上昇率だけみると、ありえそうに感じますがコチラは1年半くらいかけて上昇してるので、これよりも更に急激な上昇ということになりますが、どうなんでしょうね。

個人的には5週間というタイムラインに関しては、あまり期待してません。

とはいえ、今後の世界的な利下げサイクルで、価格が上昇してくだろうとは予想してます。

7,米民主党議員が銀鉱山株を買っていたのが話題に

米民主党下院議員が、銀鉱山を買っていたと。そして、購入後に偶然にも28%も株価が上昇したと。

おそらくただの偶然でしょう。

Xの海外貴金属投資家の反応を見ると、「インサイダーだろ!」とブチギレる人もいれば、「むしろ、彼らが買ったということはこれから上がるということだ」と喜んでいる人もいるようです。

8,米連邦取引委員会 (FTC)「金の延べ棒を薦める人は詐欺師」Xにポスト

米国政府のX公式アカウントから発信されて話題になってました。

「お金を引き出して「守る」ために金の延べ棒を買うように言う人は詐欺師です。」

このポストに反対する声が大多数です。大体、いいねの数よりリポストの数が多い時は反対の声が多いですよね。

「これは金を買えというシグナルだ」

「連邦政府は、人々が米ドルと呼ばれる詐欺に気づき、本物のお金(貴金属)を使うようになることを非常に恐れています。」

更にはコミュニティノートで指摘される始末。

コミュニティノート

「過去10年間で、米ドルは金に対して約50%下落しました。この事実を伝えたからといって、誰かを「詐欺師」とラベル付けするのは、「相手の人格を攻撃する間違った論法」です。」

さすがにまずいと思ったのか、元ポストは削除されています。何がしたかったのでしょうか。

あえて「買うな!」と強く発言することで、金の購入を推奨してたら面白いですね。

経済のニュース

9,石破ショックで日経4.11%下落、143円割れ

石破首相が当選したことにより、日経は大きく下落、円高方向に傾きました。

とはいえ、大規模緩和支持の高市総裁当選を市場が勝手に期待して、石破氏が当選後に勝手に落胆して引いてっただけに過ぎません。

高市議員は選挙前に「今日銀が利上げするのはアホ」というような発言をしていたりと、利上げに対して牽制するような発言がありました。

というのも、あって総裁になった後、日銀の利上げがしにくくなり、円安株高方向に進んでいくという思惑がありました。

また、メディアやSNSなどの雰囲気を見ても、高市議員推しは多いようでしたので、当選期待度に比例して勝手に市場が盛り上がっているようにもみえました。

一方で、石破氏は「日銀を政府の子会社とは思ってない」と言ったように、高市議員よりもバランスが取れているように見えます(今のところ)

まだ、石破氏は何もしていないので今後様子見でしょう。

10,アルゼンチンの貧困率はハビエル・ミレイ政権下で52.9%に急上昇、過去20年間で最悪 - FT

https://Twitter.com/RadarHits/status/1839639086320996777

イーロン・マスクやトランプから絶賛されていた、ミレイ大統領の緊縮政策

ミレイ大統領が推進している緊縮政策

政府支出の削減: 国家予算の見直しを行い、無駄な支出を削減することで、財政赤字を減らそうとしています。

公務員の削減: 公務員の数を減らし、政府の機能を縮小することで、コストを削減する方針を示しています。

社会保障の見直し: 社会保障制度の支出を抑えるため、給付金や年金などの見直しを行い、必要に応じて削減することを提案しています。

税制の改革: 税負担の軽減や簡素化を目指し、企業や個人に対する税率を引き下げることで、経済活動を促進しようとしています。

このおかげでインフレ率が急激に低下している模様。直近だと7月266%→236%と30%も減少してます。

しかし、インフレ率が低下するということは、それだけデフレに進んでいるとも言えます。

無駄な支出を削減するのは良いことではありますが、それに伴って政府雇用が失われ、消費は減速します。

失業率を見ると以下の通り7.6%と高水準になっています。

失業率を見ると確かに上昇してはいるものの、20年間で最悪の数値ではなさそうです。

貧困率52.9%と数値だけ見るとかなり酷いように見えますが、どういう基準から貧困になるのか?がきになるところです。

個人的にはミレイ大統領もいまいち信用できないですが、ファイナンシャル・タイムズもデータを誇大表現し、センシティブに報道する面があるので信頼性はいまいちです。

中国スタートアップ企業設立数-99.5%はフェイクニュース。今後金,銀投資家が気をつける点。

11,2025年GDP予測日本はアルゼンチンより下に・・・

OECD(経済協力開発機構)のGDP予測によると、2024年のGDP成長率は下から2番目で下にアルゼンチンだけという結果に・・・

逆に上位国をみると中国、ロシア、インド、トルコ、ブラジル等BRICS諸国が占めています。

12、ウォーレン・バフェットが引き続きバンク・オブ・アメリカ株約1150万株売却

 ウォーレン・バフェットが引き続きバンク・オブ・アメリカ株約1150万株 $BAC を市場に戻し5億ドルを現金化

⚠️ ‼️ 🚩 : ウォーレンの保有株数が約2000万株下回る場合、保有率10%を下回り、約3ヶ月毎にしか売買情報がわからなくなる。

https://Twitter.com/DarioCpx/status/1839827703949865471

売却が続きすぎてもはや時報レベルになってしまいました。

保有数が10%以下になると、売却時の公開情報が約3ヶ月ごとになり、次に売却情報が出た時には、既に全ての株が売却されているのでは?という憶測もあるようです。

【2024年版】銀が600ドル(20倍~)を超える?価格上昇する8つの根拠とは?

なぜ過去の50bps利下げで金銀価格は暴騰したのか?ドットコムバブル,リーマンショック時と現在の相場を比較。

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